●技術士取得のメリットは何か?
本記事では、技術士取得者である私の考えを共有します。
いまいち身が入らないなあ。
合格までの道は険しいよ。
どうしよう。
見つけることが大事だよ。
技術士の取得の必要性
建設業界の一部業種では、技術士資格を所有していなければ、
国交省など特定の案件を受注できません。
このような場合、技術士の取得は仕事を行う上で必須であると言えるでしょう。
では必ずしも技術士資格を必要としない業種はとる必要がない資格なのか?
自己啓発的な内容になってしまいますが、
私が考える技術士取得のメリットを紹介したいと思います。
技術士取得のメリット
職業人生をより有意義なものにする
現代人は社会に出てから、人生の大半の時間を仕事に充てています。
高度経済成長のような昭和時代と比べれば仕事量は減っているかもしれませんが、
それでも多くの人は最低でも週40時間程度は働いています。
人生の多くの時間を費やしている仕事。
それも人々の豊かな生活を支える技術職に就いているならば、よりプロフェッショナルを
目指していくことが職業人生をより有意義なものにしていくと思います。
専門職としての社会貢献
現代では当たり前のように公共サービスを享受しているので、
実感することが難しいですが、技術者は社会から
「福利の推進」「災害から救う」などの役割を社会から求められています。
専門職(プロフェッション)として、
「社会に貢献する高い志を持ちながら、先人たちが築き上げた歴史や社会に主体的に参加すること」
「自らが高めてきた専門性を活かして、社会に役立つ実践的な活動を行うこと」
これが技術者に求められている姿勢だと私は考えています。
(1)職業人生をより有意義なものにする(2)専門職としての社会貢献は
ともに内向き、自らの志の話ではあります。
しかし、その内に秘めた思いというのは、対外的にはその道のプロフェッショナルである
こと、すなわち「技術士」を名乗ることで示す必要があります。
これは技術士制度創設の起源を理解するとよく解ります。
新たなステージに立つ
これは技術士資格取得その後の話となりますが、やはり資格を取得すれば、
新たなステージが待っています。
今まで試験勉強に費やしていた時間を専門的な技術をより一層磨くこともできますし、
周辺分野に興味の幅を広げることもできます。
総合技術監理部門の取得や他の資格取得に向けて動き出すこともできるでしょう。
資格を取得することで、また新たな自分に出会える可能性が大きくなります。
そのためにはできるだけ早く殻を破り、
新たなステージに立てるように心がけることが大切だと思います。