●技術士二次試験に合格するためにはどの程度の勉強時間が必要か?
●効率よく勉強するためのポイントは何か?
本記事では、技術士取得者である私の考え方を共有します。
勉強時間の目安
勉強時間が必要になるのだろう。
本格的に試験対策をしたことがなければ、
筆記試験だけでも400~600時間程度は
見積もったほうがいいよ。
勉強時間について合格者平均のエビデンスはありませんが、
私が一発合格したときは500時間程度を勉強時間に当てました。
内訳としては、やはり初めての受験で専門知識が圧倒的に不足していたことから、
専門知識のインプットやノート作成に多くの時間を費やしています。
そこまで勉強時間を確保するのは難しいという方でも
専門分野の土台がしっかりしていれば問題ありません。
既に何回か受験をされた経験があり、専門知識がしっかりと身に付いている方であれば、100~300時間程度の勉強でも合格は可能と考えます。
特に専門知識の習得では、勉強のためにまとまった時間を確保することよりも、
短時間でも繰り返し行うことが重要になります。
多くの勉強時間を確保することより大切なこと
技術士試験を受験される方は部門一般や専門知識のインプットをすることに
勉強時間の大半を使うことになると思います。
このとき重要となるのは時間をかけた精読ではなく、
複数回反復で徐々に記憶に定着させることです。
エビングハウスの忘却曲線という有名なグラフもありますが、
人は1回、読み書きしただけでは1週間も立てば忘れてしまいます。
そのため、仕事帰りの通勤電車や寝る前のちょっとした時間だけでも構わないので、
インプットしたい資料(技術ノートなど)を繰り返し見ましょう。
「薄くサラサラと流し読む」ぐらいの感覚でも十分に効果が発揮されます。
私も作成した技術ノートを何十回も流し読むことで、
徐々に記憶に定着させることができました。
そして、試験当日にはキーワードに関する技術ノートの情報が
ありありと脳内で再現される状態になりました。
休日にまとめて勉強時間を確保できたとしても集中力は限られますので、
平日の隙間時間活用も意識的に取り入れてみることをおすすめします。
以下URLで独学の勉強法を紹介していますので、参考までにチェックしてみてください。