●技術士二次試験の受験資格は、どのようにすれば得られるか?
本記事では、技術士取得者の私が解説します。
基本的には技術士補になってから、少なくとも4年間の
実務経験が必要だね。
技術士 二次試験の受験資格
大卒で入社時に修得技術者の場合は、指導技術士の下での実務経験4年が必要になるため、入社5年目以降に第二次試験を受けられます。
院卒で入社時に修得技術者の場合は、大学院研究2年+指導技術士の下での実務経験2年が必要になるため、入社3年目以降に第二次試験を受けられます。
指導技術士や監督者がいない場合でも7年間の実務経験があれば
受験資格を得ることができます。
修得技術者になるためには、「指定された教育課程を修了」または「第一次試験に合格」
の2つの方法があります。
指定された教育課程にはJABEE認定があります。
大学の学部学科がJABEE認定を受けていれば、
入社後すぐに技術士補に登録することができます。
● JABEEとは?
一般社団法人日本技術者教育認定機構(JABEE)は、技術者を育成する教育プログラムを「技術者に必要な知識と能力」「社会の要求水準」などの観点から審査し、認定する非政府系組織です。認定プログラムの修了生は、国家資格である技術士の第一次試験が免除されます。(一般社団法人 日本技術者教育認定機構HPより)
以上のように、技術士第二次試験の受験資格は一定の実務経験を経てから得られるため、
受験資格を得られるのは早くても20代後半となります。
そのため、仕事と受験勉強の両立が成功を収めるカギを握っていると言えます。
↓技術士二次試験の内容はこちらで詳しく解説しています
〇 第二次試験を受けるためには修得技術者(指定の教育課程を修了 または
第一次試験合格)になる必要がある
〇 修得技術者になってから指導技術士または監督者のもと、
4年間の実務経験が必要である
〇 大学院で研究に従事した期間も実務経験に含まれる