G-NFHKCFY6CH
筆記試験対策

技術士二次試験 キーワード学習方法を紹介

●技術士試験対策のキーワード学習とは?
●キーワード学習はどのように行えばよいのか?

本記事では、技術士取得者の私が、経験をもとに解説します。

 

受験者さん
受験者さん
技術士試験って具体的にどんな勉強したらいいのだろう…?
オリーブ
オリーブ
いろいろあるけど、最も重要なのはキーワード学習だよ。
受験者さん
受験者さん
あ、なんかそれ聞いたことあるかも。
オリーブ
オリーブ
技術士試験で避けては通れない道だからそうかもね。
ここではキーワード学習について解説していくよ。

 

キーワードとは何か

技術士試験対策において、大半の受験者が
多くの時間を
費やすのが「キーワード学習」です。

「キーワード」とは各専門分野において出題される関連用語のことを指しています。

例えば、建設部門の必須科目では大きく分けて6つのキーワード(出題分野)があります。

  • 社会資本整備
  • 国際化、地球環境問題
  • 維持管理、更新、アセットマネジメント
  • 技術開発、技術の継承
  • 防災・減災対策
  • 工事の品質、建設産業のあり方

 

更に上記の出題テーマから、例えば①社会資本整備では、「災害等のリスク」
「水害・土砂災害」「危機管理対策の強化」などキーワードが細分化されます。

試験で解答するためには、このキーワードの内容を把握し、
解説または応用できるようになる必要があります。

 

 

キーワード収集の方法

それでは試験に出題される「キーワード」はどうすれば分かるのか?

ここでは私が行った2つのキーワード収集方法を紹介します。

過去問の活用

専門知識を問う問題ではよく次のような出題がされます。

「〇〇(キーワード)の特徴と留意点を述べよ。」

「〇〇(キーワード)の方法について概説し、〇〇の観点から配慮すべき事項を述べよ。」

 

上記のようなかたちでキーワードに関して、
その概要や特徴、留意点などを問う問題が出題されます。

 

過去10年分程度の過去問を確認すると分かりますが、専門知識が問われる問題では
過去問と同様または類似の内容が繰り返し出題されています。

そのため、過去問から専門用語(キーワード)を収集するのは有効な手段となります。

また応用能力を問う問題(選択科目Ⅱ-2)、課題解決能力を問う問題(選択科目Ⅲ)も
その問題の核となるキーワードが必ずあるので、同じように収集をしましょう。

 

予想問題からキーワードを収集する

専門知識や応用能力を問う問題では過去問と同じキーワードが出題される傾向にあります。

一方で、必須科目や選択科目Ⅲ(課題解決能力を問う問題)では、
最新の法改正や制度を踏まえた出題がされる傾向になっています。

 

このような問題に対しては、過去問からキーワードを収集するのではなく、
出題予想のキーワードを収集する必要があります。

出題予想のキーワード収集方法は、
「国土交通白書の読み方」を活用するのがおすすめです。

本書については以下記事で詳しく紹介しているのでご参照ください。

【2024最新】技術士二次試験 合格者が選ぶおすすめの参考書3選 ●本当に役立つ技術士試験の参考書は何か? 本記事では、技術士取得者の私が、経験をもとに解説します。 技術士二...

 

 

 

キーワードを多面的な観点から整理する

キーワード収集の次ステップでは、そのキーワードの特徴、留意点、活用方法など
多面的な観点から整理を行っていきます。

近年の出題傾向として、応用能力を問う問題ではキーワードに関連させて、
業務手順を述べさせたりもしています。

どのような観点から整理すればよいかは過去問を参考にしましょう。

 

整理については、紙のノートでも良いですし、
ワード・エクセルなど自らに合ったものであればなんでもいいと思います。

私は追記や修正が比較的しやすいこと、
検索性に優れることからOffice系ソフトを使用しました。

 

ここまでの作業でキーワード学習の大枠と呼べるものはできました。

次に各キーワードに対して、ひとつずつその内容を多面的な観点から整理していきますが、この作業が技術士試験対策で最も骨の折れる作業になります。

 

的確な解答を記述するためには、専門書を利用して
キーワードの意味や内容を理解する必要があります。

大変ではありますが、このキーワード学習を怠ると、合格論文のレベルに到達しない
「浅い専門知識の解答」になってしまいますのでしっかりと時間をかけて行いましょう。

またネットで調べる場合も論文や国交省HPなど、
1次情報に当たるように心がける必要があります。

 

実際の試験で解答するイメージを持ちながら、キーワード整理を行えば
要領を得たノートができるので意識してみてください。

ここで作成したノートは一生ものの財産になるので、試験後も使い倒すと思って
後悔のないように作成すれば、実のある時間を過ごせると思います。

 

 

キーワードの内容を覚える

キーワードを調べてノートに整理しただけで、その内容が身につく人はいないと思います。

試験において「覚える」という作業は避けて通ることはできません。

このステップも忙しい受験者にとって大きなハードルとなります。

 

必須科目と選択科目それぞれの膨大なキーワードの内容をどのように覚えるか?

 

私は机に座っていない移動時間やスキマ時間などを活用に活用できる方法として、
音声によるインプットを行いました。

音声インプット術の方法は「聴く!技術士二次試験 一発合格のツボ」に詳しく紹介されていますので、ぜひご参考になさってくさい。

本書については以下記事で詳しく紹介しているのでご参照ください。

【2024最新】技術士二次試験 合格者が選ぶおすすめの参考書3選 ●本当に役立つ技術士試験の参考書は何か? 本記事では、技術士取得者の私が、経験をもとに解説します。 技術士二...

 

 

まとめ

以上、私が実際に試験対策で行ったキーワード学習の方法を紹介しました。

キーワード学習は技術士試験対策の肝となります。

ここで多くの引き出しを備えることで、論文解答の助けにもなりますし、
論文の骨子作成も楽しみながらできるようになります。

 

最初は大海に投げ出されたような気分かもしれませんが、
ノートを埋めていくにつれて徐々に視界が広がっていきます。

技術士試験合格後の未来の自分を見据えて、乗り越えていきましょう。

〇キーワード収集は過去問の活用が便利

〇最新の法・制度改正など時事的なキーワードも抑える

〇キーワードは試験を意識して多面的な観点から整理する